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アルバリン顆粒水溶剤カキへの樹幹塗布
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アルバリンはアドマイヤー、モスピラン等と同系統のネオニコチノイド系殺虫剤です。今回農薬通信でご紹介するのは、カキのコナカイガラムシ類を対象に、アルバリン顆粒水溶剤の高濃度溶液を樹幹塗布する新しい防除方法です。粗皮を剥いだカキの幹に塗布されたアルバリンの有効成分が、樹全体に浸透移行することでコナカイガラムシ類に効果を発揮します。処理時期の目安は3月中下旬で、この時期は水の吸い上げが活発なため、有効成分が樹全体に効率よく広がります。粗皮剥ぎ後の樹皮は回復していくため、塗布処理は粗皮剥ぎからあまり時間をおかず、出来るだけ早い時期に行ってください。
< アルバリン顆粒水溶剤樹幹塗布・登録内容 >
作物名 |
適用害虫名 |
使用量 |
使用時期 |
使用回数 |
使用方法 |
カキ |
コナカイガラムシ類
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20〜40g /樹 |
発芽前 〜 発芽期 |
塗布は1回 |
本剤1g当り水1mlの割合で混合し主幹から主枝の粗皮を環 状に剥いだ部分に塗布する。 |
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塗布前の粗皮剥ぎの様子
(上下40cm幅) |
粗皮剥ぎをした部分に樹幹塗布 |
※ 登録内容を守り、注意事項を確認するとともに周辺作物へ飛散させないよう、正しくご使用ください |