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農薬通信
2009年10月号『果樹』

登録日2009.8.25

|||||||  新規殺菌剤「レーバスフロアブル」    |||||||


レーバスフロアブル(有効成分マンジプロパミド)はシンジェンタ社により開発された、マンデルアミド系の新しい予防殺菌剤です。本剤は現在世界40カ国以上で販売され、ぶどう、野菜、ばれいしょのべと病・えき病防除剤として使用されています。シンジェンタ社では本剤の特長を、雨に強く、持続的に安定した防除効果を発揮する「ロック&フロー効果」として、下記の通り紹介しています。

  • ロック効果
    作物に散布された有効成分が速やかに、かつ、しっかりと植物体表面のワックス層に吸着するため、散布後1時間程で雨による有効成分の流亡もなく、降雨後もべと病菌の侵入をしっかりと防ぐ。
  • フロー効果
    作物のワックス層に吸着した有効成分が、その後葉の裏にまで浸透・定着し、植物体全体を持続的にべと病菌から守る。(移行性はありません

<  レーバスフロアブル(マンジプロパミド 23.3%)の主な登録内容 > 

作物名 適用害虫名 希釈倍数 使用液量
(L/10a)
使用時期 使用回数 使用方法
ぶどう べと病 3,000倍
200〜700
収穫14日前まで

2回以内

散布

はくさい 2,000倍 100〜300
60〜200
だいず 2,000〜3,000倍 100〜300 収穫14日前まで
トマト 疫 病 1,500〜2,000倍 100〜300 3収穫14日前まで
ばれいしょ 60〜200 収穫14日前まで
あずき 茎疫病 2,000倍

<   その他 >

  • 弊社で行った試験では、ぶどうの幼果期(小豆大)までの散布で、収穫時に問題となる果実汚染や果粉溶脱は認められませんでした。 

※  登録内容を守り、注意事項を確認するとともに周辺作物へ飛散させないよう、正しくご使用ください。

 

 

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