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農薬通信
2008年12月号『果樹』

登録日2008.12.9

|||||||  チオノックフロアブル 紹介  |||||||

 チオノックはチウラム(40%)を主成分とした殺菌剤です。これまで本県では、休眠期のもも縮葉病、すももふくろみ病をはじめ、おうとう、りんご、なし、かき等の保護殺菌剤としてパルノックスが使用されてきました。この度パルノックスの製造が終了することになり、チオノックはその代替剤となります。パルノックスがチウラム(15%)とジラム(25%)の混合剤であったのに対して、本剤はチウラム一成分の濃度を高めて単剤での登録となっており、対象病害に対して同等の効果が確認されています。

 平成21年版果樹病害虫防除暦についても、従来パルノックスと記載されていた箇所は、全てチオノックに切替わります。また、パルノックスはネクタリンでの登録はありませんでしたが、チオノックはネクタリンで登録取得済みのため、休眠期の縮葉病防除剤として防除暦への採用が決まっています。

<  チオノックフロアブル の登録内容 >   チウラム ・・・・・40%

作物名
適用病害名
希釈倍数(倍)
使用時期
使用回数

仕様方法

りんご 斑点落葉病、黒星病、黒点病、褐斑病、すす点病、すす斑病、赤星病、炭疽病、輪紋病 500倍   収穫30日前まで   5回以内 散布
なし 黒斑病、黒星病、赤星病、芯腐れ症(胴枯病菌)、炭疽病
もも 黒星病、灰星病、縮葉病、せん孔細菌病   収穫7日前まで
ネクタリン 収穫30日前まで
かき 落葉病、炭疽病 2回以内
すもも ふくろみ病、炭疽病 収穫14日前まで 3回以内
おうとう 褐色せん孔病、炭疽病 収穫終了〜落葉期まで
りんどう 褐斑病、葉枯病 - 6回以内

○ パルノックスの登録は現在も継続していますので、お手持ちの在庫はこれまで通り使用できます。

※ ラベルに記載された注意事項を確認し、正しくご使用ください。


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