||||||| 新規BT剤「サブリナフロアブル」 |||||||
サブリナフロアブルはサンケイ化学より発売された新規殺虫剤です。従来のBT剤とは製剤が異なり、オイルベースのフロアブルであることが特長です。BT剤はチョウ目害虫の幼虫に摂食活動を通じて取り込まれると、生芽胞と結晶性タンパク毒素が害虫の消化器官(中腸)内でアルカリ性消化液と反応し、毒性を発揮します。チョウ目幼虫ができるだけ小さいうちに、作物に付着した薬剤を食べさせることが、防除効率を上げるポイントとなります。一般に本剤を摂取してから死亡するまでには2〜3日を要しますが、食下後2〜3時間で摂食活動を停止しますので、それ以降の被害は見られません。
<
特 長 >
- 大型チョウ目幼虫をはじめ、コナガやチャノコカクモンハマキ等多くのチョウ目幼虫に高い効果を有する。
- ハスモンヨトウに効果の高い殺虫タンパク2種を含め、3種の殺虫タンパクを含む。
- フロアブル製剤なので調整しやすい。
- 作物に対して汚れがすくない。
- Kurstaki(クルスターキー)系統のBT抵抗性コナガに有効。
- 新JAS法(日本農林規格)の定める有機農産物生産にも使用可能。
- 特別栽培農産物生産に使用しても化学合成農薬としてカウントされない。
< サブリナフロアブル 登録内容 >
有効成分:バチルスチューリンゲンシス菌の生芽胞及び産生結晶毒素 10.0%(普通物・A類)
作物名 |
適用害虫名 |
希釈倍数 |
使用液量
L/10a |
使用時期 |
使用回数 |
野菜類
(はくさい、
こまつな、
たかな、
チンゲンサイ
を除く)
|
コナガ
アオムシ
ヨトウムシ |
1,000倍 |
150〜300 |
|
4回以内 |
ハスモンヨトウ |
500〜750倍 |
オオタバコガ |
500〜750倍 |
はくさい |
コナガ
アオムシ
ヨトウムシ |
1,000倍 |
茶 |
チャノコカクモンハマキ
チャハマキ |
200〜400 |
発生初期
摘採7日前まで
|
3回以内 |
|
< チョウ目害虫対象 主なBT剤分類 >
適用害虫 |
系統 |
種類 |
商品名 |
チョウ目幼虫
※薬剤により
適用作物や
適用害虫が
異なります
|
アイザワイ系 |
生菌 |
サブリナフロアブル
ゼンターリ顆粒水和剤、クォークフロアブル、
フローバックDF、セレクトジン水和剤
|
死菌 |
レピタームフロアブル |
アイザワイ系
+
クルスターキー系 |
生菌 |
バシレックス水和剤 |
クルスターキー系 |
生菌 |
チューンアップ顆粒水和剤、ファイブスター顆粒水和剤
デルフィン顆粒水和剤、エスマルクDF、
ダイポール水和剤 |
死菌 |
トアロー水和剤CT、ガードジェット水和剤 |
|
< サブリナフロアブル主な注意事項 >
- 使用前によく振ってください。本剤は静置(保管)時に分離しにくい比較的粘度の高い製剤となっていますので、使用時には容器を反転させ、よく振り混ぜてからご使用ください。
- 展着剤を加用すると薬害を生じる場合があるので、基本的に展着剤は加用しないでください
- はくさいに対しては薬害を生じる場合があるので、所定の希釈倍数を厳守してください。
※ 登録内容を守り、ラベルに記載された注意事項を確認の上ご使用ください。 |