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農薬通信
2006年6月号『果樹』

登録日2006.6.1

||||||| インダーフロアブル  |||||||

 インダー(一般名:フェンブコナゾール)は米国ローム・アンド・ハース社(現在:ダウ・アグロサイエンス社)が開発したトリアゾール系の殺菌剤(DMI剤)です。DMI(EBI)剤は、菌類の細胞膜を構成するエルゴステロールの生合成を阻害して殺菌効果を発揮します。本剤はぶどう、もも、ネクタリン、おうとう、すもも、りんご、なし等に幅広く登録を取得しています。

< 特 長 > 

  1. 果樹の重要病害(黒星病、赤星病、灰星病、モニリア病、うどんこ病、黒とう病、輪紋病)に高い効果を示します。
  2. 優れた予防効果と治療効果を兼ね備え、残効性にも優れています。
  3. 低濃度(おうとう灰星病5,000倍、ぶどう黒とう病・うどんこ病8,000倍、もも黒星病・灰星病5,000倍等)で使用できることから、薬剤による作物への汚れが目立ちません。
  4. ミツバチ、カイコや他の有用昆虫に対する影響はほとんどありません。
  5. 人畜に対する毒性が低く、安心して使用できます。(普通物・A類)
     

< インダーフロアブル登録内容 > フェンブコナゾール 22.0%(普通物・A類)

作 物 名

適用害虫名

希釈倍数

使用時期

本剤の使用回数
使用方法

りんご

赤星病、うどんこ病

8,000〜12,000倍

収穫14日前まで

3回以内

黒星病

5,000〜12,000倍

モニリア病

5,000倍

な し

黒星病

5,000〜12,000倍

収穫14日前まで

3回以内

赤星病

8,000〜12,000倍

輪紋病

5,000倍

も も

黒星病、灰星病

収穫前日まで

4回以内

おうとう

灰星病

2回以内
(但し、落花後は1回以内)

ネクタリン

黒星病、灰星病

4回以内

すもも

灰星病

ぶどう

黒とう病、うどんこ病

8,000倍

収穫30日前まで

3回以内

※ 上記果樹の他に茶の炭そ病、褐色円星病、もち病、網もち病に登録されています。

< インダーフロアブル希釈早見 > 

使用倍率

水量 300L

水量 500L

水量 600L

水量1,000L

5,000倍

60ml

100ml

120ml

200ml

8,000倍

37.5ml

62.5ml

75ml

125ml

10,000倍

30ml

50ml

60ml

100ml

12,000倍

25ml

41.6ml

50ml

83ml

 

※ 登録内容を守り、袋に記載されている注意事項を確認して安全にご使用ください。


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