株式会社アセラ
農薬通信バックナンバー
農薬通信
2004年8月号『果樹』

登録日2004/8/20

||||||| 収穫後の防除 |||||||


< ぶどう >

 9月になるとブドウトラカミキリの産卵期となります。収穫後のボルドー液にスミチオン水和剤1,000倍を加用して成虫及びふ化幼虫の防除を行い、寄生密度の低下を図ってください。10月上旬からはカミキリムシ防除剤(トラサイドA、ボーラーカット等)の秋散布時期となります。好天の持続しそうな時期を狙って散布ムラのないよう防除してください。


< も も >

 8月は高温で経過したため7月前半に多発したモモハモグリガの発生は一旦収まっていますが、気温の低下とともに被害が見え始める可能性があります。翌年への越冬密度を減らすためには収穫後の防除がポイントとなります。9月に入るとカイガラムシの幼虫発生期(防除適期)となりますので、スプラサイド水和剤1,500倍を用いて両害虫を同時に防除してください。


< おうとう >

 もも同様に9月に入るとカイガラムシの防除時期となります。スプラサイド水和剤1,500倍で防除してください。


< すもも >

 カイガラムシの発生時期はももと同様です。スプラサイド乳剤1,500倍で防除してください。コスカシバにはガットキラー乳剤100倍を使用してください。

  • カイガラムシにはアプロード剤の効果が高いため、秋季の重点防除に有効です。
    もも(水和剤、フロアブル)、おうとう(フロアブル)、すもも(水和剤、フロアブル)、うめ(水和剤、フロアブル)、なし(水和剤、フロアブル)、りんご(フロアブル)、ぶどう(フロアブル)
  • 実際の使用に際しては使用基準を守り、適正に使用してください。

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