株式会社アセラ
農薬通信バックナンバー
農薬通信
2004年3月号『一般』

登録日2004/3/23

||||||| キヒゲンR−2フロアブル |||||||

 従来のキヒゲン(旧名称:キヒゲンセット)は詰合せになっているキヒゲン水和剤の粉末と赤色識別剤とをそれぞれ順番に紛衣しなければならず処理に手間がかかったり、主成分チウラムの粉立ちによる眼、鼻、皮膚等に刺激が強かったりと作業性も悪く、種子紛衣にムラが生じました。キヒゲンR−2フロアブルはそれらの欠点を補い、種子コーティングのムラを改善して作業性を高めています。
 本剤には樹脂が含まれており、種子に塗沫した薬剤は樹脂皮膜によって保護されるため、激しい雨や冠水でも塗沫した薬剤が落ちることはありません。そのため、種子消毒による病害感染防止及び土壌中の種子腐敗防止による発芽率の向上が可能です。また、播種時の鳥類、タネバエの食害防止の両面に高い効果を発揮します。


< 特 長 >

  1. だいず、えだまめ、あずき、とうもろこし、小麦、大麦の種子消毒に効果を発揮します。
  2. だいず、えだまめの発芽時に子葉が赤く着色して発芽するので、鳥類の食害を防止します。

  3. 播種時、発芽時に塗沫種子が赤くて苦味があるため、鳥類の食害を防止します。
  4. とうもろこし等茎発芽種子の場合、カラス等が引き抜く等いたずらをするときに、地中の種子が赤いため驚いて、いたずらをしなくなります。

  5. 寒冷地帯では播種後土壌中の種子腐敗によって発芽しなくなるのを防ぎます。
  6. 稲、麦類の播種時に鳥類の食害による減量分を余計に播く必要がなく、種子代が軽減できます。
  7. 10aあたりの種子処理費用が非常に安価です(本剤200mlで10kgの種子処理が可能)。

< キヒゲンR−2フロアブルの登録内容 >  有効成分:チウラム水和剤(TMTD 40.0%)

作物名
適用病害・害虫・害獣名
使用量
使用時期
使用回数
使用方法
だいず
紫斑病・ハト・タネバエ
乾燥種子1kg
あたり
原液20ml
播種前
1回
塗沫処理
えだまめ
紫斑病・ハト・タネバエ
あずき
褐斑病・炭疽病・ピシウム苗立枯病・ハト・タネバエ
いんげんまめ
苗立枯病・タネバエ
らっかせい
カラス
小麦
なまぐさ黒穂病
大麦
斑葉病
稲
スズメ・ハト・キジバト・カラス・カワラヒワ
そば
スズメ・ムクドリ・キジバト
とうもろこし
ピシウム苗立枯病
カラス・キジ・ハト
飼料用
とうもろこし
カラス・キジ・ハト
ソルガム
ハト・スズメ
ひまわり
カラス・ムクドリ・ハト


< 種子塗沫方法 >

  1. 種子をポリ袋に入れ、規定量の本剤を加えて袋ごと上下左右に充分振る。
  2. ポリ容器、桶等に種子を入れ、不浸透性長手袋をした手または棒で本剤を徐々に加えながらかき混ぜる。
  3. 種子粉衣機に種子を入れ、回転させながら種子の2%相当の本剤を徐々に加えて塗沫する。この場合塗沫後投入口に温風機又は扇風機で送風しながら回転乾燥すると便利です。

    上記1〜3の方法で種子塗沫した種子はビニール、ムシロ等の敷物の上に広げて風乾後播種してください。

    ○実際の使用にあたっては倍率、使用基準等登録内容を守り、注意事項を確認の上ご使用ください。

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