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2003年12月号『果樹』

登録日2003/12/06

|||||| ネビロス・ラジカルジャンボ ||||||

 ネビロスジャンボは自己拡散型製剤の中では最も早くジャンボ剤として登録され、10aあたり1kg(50g×20パック)を畦畔から投げ込むだけで長期残効(50〜60日)が期待できる水田用除草剤として本県でも普及しています。
 今回ご紹介するネビロス・ラジカルジャンボは10aあたり200g(20g×10パック)の使用量で、これまで以上に散布労力の軽減と散布時間の短縮が可能になりました。本剤は従来のネビロスジャンボ同様カフェンストロール、シクロスルファムロン、ダイムロンを主成分(投下成分量は同量)とし、製剤の拡散性をさらに向上させています。そのため拡散不良にともなう不効や薬害の心配が少ないことに加え、活着後のイネに対し高い選択性を示し、田植え3日後からお使いいただけます。

 当面はネビロスジャンボとの併売となりますが、将来的にはネビロス・ラジカルジャンボに一本化される見込みです。

< ネビロス・ラジカルジャンボ適用雑草と使用方法 >

有効成分 カフェンストロール・・・・・・・15.0%
シクロスルファムロン・・・・・・・ 3.0%
ダイムロン・・・・・・・30.0%

作物名
適用雑草名
使用時期
使用土壌
10aあたり使用量
総使用回数※
使用方法
使用時期
移植水稲
水田一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ミズガヤツリ
(北海道を除く)
ヘラオモダカ
(北海道、九州)
ヒルムシロ
(北海道、東北、関東・東山・東海)
セリ(北海道)
アオミドロ・藻類に
よる表層はく離
(北海道、東北、関東・東山・東海)
ノビエ
2葉期まで

移植後
3〜15日
壌土
〜
埴土
小包装
(パック)

10個
(200g)
本剤のみ
1回

カフェンストロール剤
1回

シクロスルファムロン剤
1回

ダイムロン剤
3回以内
(本田期は2回以内)
水田に小包装(パック)のまま投げ入れる
北海道、
東北
ノビエ
2葉期まで

移植後
3〜15日
北陸、関東・
東山・東海、
近畿・中国・
四国の
普通期
栽培地帯
砂壌土
〜
埴土
九州の
普通期
栽培地帯

< 処理 及び 拡散の様子 >




< 使用上の注意 >

  • パックに使用しているフィルムは水溶性なので、ぬれた手で作業しないでください。
  • 雑草の発生前から生育初期に有効なので、ノビエの2葉期までに時期を失しないように散布してください。
  • 散布に当たっては水の出入りを止めて水深5〜6cmの湛水条件で投下し、少なくとも3〜4日間は通常の湛水状態(水深3〜5cm)を保ち、落水、かけ流しはしないでください。
  • 畦畔から2〜3m離れたところに下手投げで投げ込んでください。ムリに遠くへ投げ込む必要はありません。
  • 藻類や表層はく離等の多発している水田では、拡散が不十分となり効果が劣る可能性があるので使用を避けてください。
    ※実際の使用にあたっては登録内容を確認の上、注意事項を守って使用してください。

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