||||||| 庭木の病害虫防除 |||||||
農薬は基本的に作物・樹種ごとに登録されますが、適用作物名を「樹木類(木本植物)」として身近な樹木類に使用が認められている薬剤や一般家庭の芝等の病害虫防除剤についてお知らせします。
薬剤名 |
適用作物 |
主な適用病害虫 |
使用倍率・量 |
使用時期/使用回数 |
備考 |
トップジンM水和剤 |
樹木類
(木本植物) |
炭そ病 |
1,500〜2,000倍 |
—/5回以内 |
効果幅広い総合殺菌剤 |
トップジンMペースト |
樹木類
(木本植物) |
切り口、傷口保護 |
原液塗布 |
剪定整枝時、病患部削り取り直後、病枝切除後/1回 |
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トリフミン水和剤 |
樹木類
(木本植物) |
うどんこ病 |
3,000倍 |
発生初期/5回以内 |
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DDVP75乳剤 |
樹木類
(木本植物) |
アメリカシロヒトリ |
1,000〜1,500倍 |
—/5回以内 |
ヤエザクラ薬害注意 |
オルトラン水和剤 |
樹木類
(木本植物) |
アザミウマ類 |
1,000倍 |
発生初期/5回以内 |
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ガードジェット水和剤 |
樹木類
(木本植物) |
アメリカシロヒトリ |
4,000倍 |
発生初期/6回以内 |
生物農薬(BT剤) |
スプラサイド乳剤 |
樹木類
(木本植物) |
カイガラムシ類 |
1,000〜1,500倍 |
—/5回以内 |
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スミチオン乳剤 |
樹木類
(木本植物) |
アメリカシロヒトリ |
500〜1,500倍 |
—/6回以内 |
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トレボン乳剤 |
樹木類
(木本植物) |
オビカレハ |
2,000倍 |
幼虫発生期/6回以内 |
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樹木類
(木本植物) |
アメリカシロヒトリ、マツカレハ、チャドクガ、マイマイガ等 |
4,000倍 |
ディプテレックス乳剤 |
樹木類
(木本植物) |
アメリカシロヒトリ、チャドクガ、モンクロシャチホコ、オビカレハ、ミノムシ類 |
1,000倍 |
—/6回以内 |
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ニトルアーアメシロ |
樹木類
(木本植物) |
アメリカシロヒトリ |
直線使用(街路樹など)
1個/40m
面使用(公園など)
3個以上/10a |
成虫発生初期〜発生終期まで/— |
性フェロモン剤
雄成虫を捕獲し、交尾阻害により次世代密度低下させる |
モスピラン粒剤 |
さつき、つつじ |
ツツジグンバイ |
3〜6kg/10a |
発生初期/5回以内 |
株元散布 |
アドマイヤーフロアブル |
つつじ |
ツツジグンバイ |
2,000倍 |
発生初期/5回以内 |
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マツグリーン液剤 |
まつ |
マツノマダラカミキリ |
1,000倍 |
成虫発生初期、発生最盛期直前/2回以内 |
マツクイムシ予防
(5月下旬〜) |
グリンガードエイト |
まつ |
マツノザイセンチュウ |
原液樹幹注入 |
マツノマダラカミキリ
成虫発生3ヶ月前まで/1回 |
マツクイムシ予防
(12月下旬〜2月下旬) |
ドウグリン水和剤 |
まつ |
葉ふるい病 |
1,000倍 |
生育期/4回以内 |
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芝 |
カーブラリア葉枯病 |
250〜500倍 |
発病初期/3回以内 |
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ロブラール水和剤 |
芝 |
葉腐病(ブラウンパッチ)
ヘルミントスポリウム葉枯病 |
1,000〜1,500倍 |
発病初期/3回以内 |
希釈液を1m2あたり約1L散布する |
日本芝 |
葉腐病(ラージパッチ) |
ベントグラス |
ダラースポット |
ベンレート水和剤 |
芝 |
葉腐病(ブラウンパッチ) |
2,000〜3,000倍 |
発病初期/6回以内 |
希釈液を1m2あたり約2L散布する |
スカウトフロアブル |
芝 |
シバツトガ、スジキリヨトウ |
1,500倍 |
発病初期/5回以内 |
希釈液を1m2あたり0.2〜0.3L散布する |
ダイアジノン乳剤 |
芝 |
シバツトガ、スジキリヨトウ |
1,000倍 |
発病初期/4回以内 |
希釈液を1m2あたり0.3〜1L散布する |
コガネムシ類幼虫 |
800倍 |
希釈液を1m2あたり3L散布する |
シバオサゾウムシ |
1,000倍 |
希釈液を1m2あたり0.3〜0.5L散布する |
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薬害(葉焼けや落葉等散布された植物に対するマイナスの影響)については樹種、使用条件によりその有無、程度も異なります。
初めてお使いになる場合は小規模にて試用して問題がないことを確認してからご使用ください。
※実際の使用にあたっては倍率、使用基準等登録内容を守り、注意事項を確認の上ご使用ください。 |