株式会社アセラ
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農薬通信
2002年12月号『果樹』

登録日2002/12/19

||||||| 平成15年山梨県果樹病害虫防除暦採用薬剤の紹介 |||||||

< ぶどう >
アプロードフロアブル
 巨峰(無核、有核)、ピオーネ(無核、有核)、甲斐路、ネオ・マスカット、のコナカイガラムシ防除剤として採用されました(1,000倍)。
 アプロードはこれまでブドウに水和剤(ヨコバイ類3,000倍)のみの登録でしたが、本年9月3日付でフロアブルがブドウのコナカイガラムシ類(1,000倍)に適用拡大となったことをうけての防除暦採用です。
 アプロードフロアブルは従来のアプロード水和剤に比べ散布後の果実汚染が少ないことが弊社試験でも確認されており、また、薬剤調合時の粉立ちがないことが特長です。
 アプロード水和剤のブドウへの登録はフロアブルへ切り替えのため失効となっています。(なし、すもも、もも、うめへの水和剤の登録は現在も継続しています)

< おうとう >
カネマイトフロアブル
 5月中旬の本欄に新規殺ダニ剤として採用されました(1,500倍)。 
 既存の殺ダニ剤とは系統が異なり、おうとうに登録のある殺ダニ剤の中では収穫前日数が7日と短いため、この時期の散布で高砂等早生品種の収穫前に使用できます。

マイトコーネフロアブル
 6月下旬〜7月下旬(収穫後)の注意事項に新規殺ダニ剤として採用されました。(1,500倍)
 マイトコーネも既存の殺ダニ剤とは系統が異なる(上記カネマイトともまた異なる)新規殺ダニ剤です。
 本剤はボルドー液との混用ができませんので、収穫後の褐色せん孔病の防除にオーソサイド水和剤を用いる場合に使用してください。
 
< リンゴ >
マイトコーネフロアブル・カネマイトフロアブル
 注意事項内の殺ダニ剤別表にそれぞれ新しいグループ(FおよびGグループ)として採用されました。
 マイトコーネ、カネマイトともボルドー液との混用はできません。

< ナ シ >
バリアード顆粒水和剤 
 6月中、下旬の本欄に採用されました(2,000倍)。 暦中に併記されるモスピラン水溶剤と同じネオニコチノイド系に属しますが、そのなかでもモスピラン同様シンクイムシ類に活性が高い薬剤です。
※使用基準、注意事項を確認の上ご使用ください。

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