農薬通信 |
2002年8月号『果樹』
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登録日2002/08/21
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||||||| 収穫後の防除 ||||||| < ブドウ > べと病、さび病の発生が続くとともにブドウトラカミキリの産卵期となりますので、収穫直後4-4式ボルドー液にスミチオン水和剤1,000倍を加用して散布してください。 < モモ > コンフューザーPの普及に伴いモモハモグリガの発生は近年非常に少なくなっています。 しかし収穫を終えた園では防除をしなくなるのと同時に、コンフューザーPの設置後4ヶ月を過ぎると効力が徐々に低下してくるため翌年への越冬世代を増やしてしまう可能性があります。 また、9月にはいるとカイガラムシ類の3回目の発生期(防除時期)となりますので、スプラサイド水和剤1,500倍を用いて収穫後の防除を行ってください。 ||||||| 秋野菜の害虫防除にベイト剤 ||||||| デナポン5%ベイトやマリックスベイトなどベイトという名のついた殺虫剤をご存知ですか? 「ベイト剤」とは害虫を寄せ付ける餌のなかに殺虫成分を含んだ製剤のことを指し、害虫を引き寄せ食べさせて殺虫効果を示します。 秋野菜を播種、定植した後コオロギやネキリムシ類などの初期被害から守るため、処理の手軽なベイト剤の使用をおすすめします。
ベイト剤は作物の播種後から生育期にかけて、地際の地表面に30粒位づつ1平方メートルあたり5ヶ所配置する。 害虫は夜行性のため、夕方の使用が効果的です。 |