株式会社アセラ
農薬通信バックナンバー
農薬通信
2002年6月号『果樹』

登録日2002/06/11

||||||| 時期の防除 |||||||

< ブドウ >
晩腐病の感染期となりますので、落果後ストロビーDF(2,000倍)またはアミスター10(1,000倍)で一次感染を防いでください。両剤は晩腐病の他、べと病、うどんこ病、灰色かび病等も同時に予防します。山梨県果樹防除暦以外の使用方法では混用などで薬害の発生しやすい場合もありますので注意してください。

< モモ >
シンクイムシ類、モモハモグリガの防除時期となりますのでバリアード(4,000倍)を使用してください。
無袋栽培の場合は果実腐敗病防除剤(山梨県果樹防除暦)を混用してください。 早生品種は除袋、着色期となりますのでミカンキイロアザミウマの防除にアーデント(1,000倍)を使用してください〔灰星病防除剤加用〕。 

< スモモ >
シンクイムシ類の防除時期となります。 ダーズバン水和剤(1,000倍)、モスピラン(4,000倍)、スカウトフロアブル(2,000倍)、アディオンフロアブル(1,500倍)で定期散布を行ってください。 ダーズバン、スカウト、アディオンは昨年モモで問題となったハマキムシ類にも効果が高い薬剤です。 

< オウトウ >
オウトウショウジョウバエにはスカウトフロアブル(3,000倍)またはテルスターフロアブル(4,000倍)を使用してください。 テルスターはハダニ類の同時防除剤として使用されています。
また、収穫後の褐色せん孔病の防除としてオーソサイド(800倍)にハダニ剤を加用して散布してください。
収穫後できるだけ早く散布することが褐色せん孔病防除のポイントです。

< カキ >
落葉病の感染が始まるとともにカキクダアザミウマ(新成虫)、カキミガ(幼虫)、ハマキムシ(幼虫)、アメリカシロヒトリ(幼虫)、カメムシ等が発生します。 パルノックスフロアブル(500倍)加用アディオン乳剤(2,000倍)加用クレフノン(100倍)を使用してください。

< 松 >
マツノマダラカミキリ(松枯れの原因となるマツノザイセンチュウを運んでくる)の発生期です(6〜8月)。 マツグリーン液剤(1,000倍)を使用してください。 本剤は散布後20日前後効力が持続します。


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