株式会社アセラ
農薬通信バックナンバー
農薬通信
2002年4月号『一般』

登録日2002/04/26

||||||| 水稲種子消毒剤 |||||||

今回の農薬通信は水稲の種子消毒剤についてお知らせします。 山梨県病害虫防除所の防除所情報によると、昨年はもみ枯れ細菌病の発生が多く見られ、普及センターの調査でも県下全域で本病害の発生が確認されていますので、種子消毒による本病害の防除を行ってください。

薬剤名
主な適用病害虫
主な使用倍率
(浸漬時間)※
その他登録、注意事項
もみ枯れ細菌病 ばか苗病 いもち病 シンガレセンチュウ
スポルタック乳剤
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○
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1,000倍(24時間)
100倍(10分間)
(種子消毒)ごま葉枯病
EBI剤
スターナ水和剤
○
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400倍(24時間)
20倍(10分間)
(種子消毒)立枯細菌病、褐条病
(穂ばらみ期〜乳熟期)1,000倍散布の登録有
スポルタック
スターナSE
○
○
○
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200倍(24時間)
20倍(10分間)
(種子消毒)ごま葉枯病、褐条病、苗立枯細菌病
スポルタックとスターナの混合剤のため、ばか苗病等の糸状菌病と、もみ枯れ細菌病等の細菌病害を同時防除できます
モミゲンキ水和剤
○
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200〜500倍(24時間) (種子消毒)苗立枯細菌病、新JAS法対応微生物農薬
スミチオン乳剤
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1,000倍(24時間) スポルタック乳剤、スポルタックスターナSEとの同時使用可
バイジット乳剤
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○
1,000倍(24時間) スポルタック乳剤、スポルタックスターナSEとの同時使用可
  • モミゲンキ水和剤は他剤と混用すると充分に効果が発揮されない場合があるので注意してください。 特に銅剤、オキソリニック酸剤(スターナ)等の細菌病に有効な薬剤および乳剤等の有機溶媒を含む薬剤とは混用しないでください。 モミゲンキは他の種子消毒剤との体系で催芽時までの浸漬処理、または播種時の
    覆土処理等の使用方法があります。
  • 表中の使用倍率(浸漬時間)は主に使用されている登録内容です。 薬剤ごとの使用基準、使用上の注意を守り正しく使用してください。
☆下図はスポルタック乳剤の処理例です(他剤も同じ処理方法です)


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