株式会社アセラ
農薬通信バックナンバー
農薬通信
2001年2月号『一般』

登録日2001/02/01

|||||土壌消毒後の発芽テスト||||||
 昨年の10月号で、収穫後の土壌消毒剤としてバスアミド微粒剤の使用方法を紹介しました。処理したとすると、今はビニールで被覆してある状態だと思います。今後、ビニールを取り、ガス抜きを行なって、春の播種または定植に備える作業が必要になります。( 春先になってから処理する時も同様)しかし、ガス抜きが不十分であると、せっかく播種した種子が発芽しない、或いは発芽しても健全に生育しないなど、収量 に影響する薬害がでる可能性があります。これを回避するために『発芽テスト』を行ないます。バスアミドだけでなくクロールピクリン・臭化メチル・NCS・キ ルパー等の土壌消毒剤についても同様です。

◆◆◆ 発芽テスト
①
密封できる透明な容器(ビニール袋でもよい)に、処理した圃場 の土(深さ15cmから採取)を入れた物と、無処理の土を入れた 物を用意します。できれば違う場所数ヶ所から採取し、それぞ れテストしてください。
②
そこに大根やレタスのように、発芽の早い野菜の種子を、湿ら せた脱脂綿へ播種し、脱脂綿が土に触らないようにし、密閉し 室温の高い所に放置します。
③ 2〜3日後に、処理区の種子が発芽しなかったり、発芽抑制を受 けている場合は、再度ガス抜きを行なう必要があります(図A)。 無処理区と比べ、発芽に異常がなければ、播種または定植を行 なえます。(図B)
   

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