農薬通信 |
2000年12月号『果樹』
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登録日2000/12/01
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|||||果樹のすす点・すす斑病防除|||||| りんご、なし、すもも、もも等多くの果 樹に発生します。これらの病害は、防除剤の偏りや、長雨・低温といった気象条件等により発生しやすく、通 常では問題とならなかった病害です。山間地を中心とした一部地域で蒸発するようになっています。 ◆◆◆ 生態と病徴 主に枝で越冬した菌は、5月下旬〜9月下旬に感染します。30日〜50日の潜伏期間を経て発病します。すす斑病は、7月上中旬頃から発生が目立ち、果 実に黒緑色で円形〜不整形の大きさの一定しないすす状の汚斑となります。すす斑病はカイガラムシ等の排泄物に寄生するすす病と混同されがちですが、周辺がねばねばしないことと、指で簡単に取り除けないことで区別 できます。すす斑病は表面寄生であり、この病害により腐敗や果 肉の褐変等はおこりません。一方、すす点病は果実の表面にハエの糞のような小さな光沢のある黒色小粒が、数十〜数百個群生して汚斑となります。すす点病も、すす斑病と同様の表面 寄生です。 ◆◆◆ 防 除
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