株式会社アセラ
農薬通信バックナンバー
農薬通信
2000年12月号『一般』

登録日2000/12/01

|||||庭木の下草除草||||||
 庭木や緑化木の下草(雑草)管理はどうしていますか? 除草剤を散布するにも、通常の茎葉処理剤(ラウンドアップ、バスタ等)では、飛散によって庭木の下枝にも影響することもあり、手作業に頼っている方が多いと思います。そんな方にお勧めなのが、土壌処理(種子の発芽をさせない・発芽直後に枯殺)効果 のある薬剤です。

秋から春の時期(12月〜4月)
 カソロンやカペレンといったDBNを主成分とする粒剤は種子を発芽させない以外に、生えている雑草(ススキ、チガヤ等を除く)を根から枯らす効果 もあるので、雑草の発生前から発生初期の使用が効果的です。今の時期に散布しても、春先から約2ヶ月間、雑草の発芽を抑制します。しかし、DBNは、気温の高い時期に使用すると、成分が気化(ガス化)し下枝に影響を及ぼす心配があるので、秋から春までに使用してください。

◆◆◆ 注意事項
①
移植後間もない庭木や、幼木の根元、ハウス・室温の中、及びその周辺では使用しない。
②
草花・野菜・西洋芝にはかからないようにしてください。日本芝(コウライシバ、ノシバ)では使用可能。
③ マツ類、モミ類、モクセイ類、ニワウメ、ヒノキ、イチジク、コウヤマキ等の根元には使用しない。

◆◆◆ 使用量とその目やす
薬剤名
包装単位
使用量 ㎡当り
35mm写真
フィルムケース一杯の分量
カソロン粒剤6.7
2.5kg・3kg・5kg
9〜15g
約20g
カソロン粒剤4.5
3kg
8〜12g
カソロン粒剤2.5
3kg
20〜40g
カペレン粒剤2.5
5kg
20〜25g
(日本芝10〜15g)

◆◆◆ お知らせ
 農薬通信を御利用いただき厚く御礼申し上げます。本誌が昭和43年から34年間、毎月発行が続けられたのも皆様のご支援の賜と厚く御礼申し上げます。今日では情報技術(IT)の発展がめざましく、本誌も電子化の方向に移行するべく、アセラのホームページに農薬通 信として掲載をいたしております。従いまして今月から一般 作物向けのお届け方法の郵送は隔月とさせていただきますので、是非ご理解賜りたくよろしくお願い申し上げます。是非インターネットで農薬通 信をご利用ください。今後もよろしくお願い申し上げます。

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