株式会社アセラ
農薬通信バックナンバー
農薬通信
2000年10月号『一般』

登録日2000/10/01

|||||収穫後の土壌消毒剤||||||
 春の野菜の播種・定植の時期になると、土壌消毒の問い合わせがあります。土壌消毒剤は土壌中の病害・センチュウ類・雑草の種子にも効果 がありますが、処理後ある程度期間をおかないと作物を播種したり定植することができません。また作業面 から考えても春先の忙しい時期に処理するよりも、比較的、時間にゆとりのある収穫後の処理をお勧めします。土壌消毒剤の中には、専用の機具を用いて処理するものや、目等に強い刺激性があるものもありますが、本号では、より安全で使いやすいバスアミド微粒剤の使い方について紹介します。

◆◆◆ バスアミド微粒剤の使用方法

①
土壌の整地。…植物の残渣を取り除き、薬剤が全体に行き渡るように砕土を行なう。
②
バスアミド微粒剤の散布・…10a当り20〜30kgを均一に散布する。
③ ロータリーで混和…深い部分まで薬が行き渡るように十分に混和する。
④ 散水…バスアミドは水分により分解してガスを発生するので、十分散水する。
⑤ ビニールで被覆…ガスが抜けないようにビニール等で表土を被覆する。地温が15℃以上であれば、2週間で良いが、それ以下の場合は、春先まで被覆しておく。(穴のないビニールで四方を完全にうめる)
⑥ ガス抜き…ビニールを取り除き、ロータリーで混和し地中のガスを抜く。3日後にもう一度ガス抜きを行なう。
⑦ 発芽テスト…ガス抜き10日後に、密封できる容器に処理した土(比較的深い所から採取)を入れ、レタスや大根の種が発芽するか確認する。

*
土壌消毒が有効なもの:ジャガイモのそうか病、はくさい・キャベツ等の根こぶ病、各作物の立枯病・ネコブセンチュウ・畑地一年生雑草など。
*
バスアミド微粒剤の包装単位 は1kg、5kg、10kg、20kgがあり、耕地面積に合わせて御買い求めできます。また、家庭菜園向けにボトルに入ったまま使用できる『バスアミドプラボトル』(800g:約10坪分)もあります。

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