||||||時期の防除|||||
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カイガラムシ類 (ウメシロカイガラムシ・クワコナカイガラムシ)
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カイガラムシの成虫はロウ物質の殻に覆われているため、薬剤の効果が出にくい(薬剤が入りにくい)面があります。反面幼虫時期は幼虫自体が移動する事と、ロウ物
質に覆われていないことで効果が現れやすくなります。カイガラムシは年3回の発生を繰り返しますが、1回目の幼虫発生初期である5月上旬の徹底防除により、その後の発生密度を低下させる事が重要です。発生の多い場合には、5月に2回の防除を行なうとよいでしょう。 |
薬 剤
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ダーズバン |
スミチオン |
スプラサイド |
トクチオン |
モスピラン |
アプロード |
作
物 |
モモ |
○
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○
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○
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−
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△
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○
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ブドウ |
−
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○
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○
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○
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○
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△
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スモモ |
○
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○
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−
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−
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△
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○
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オウトウ |
−
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△
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○
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−
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−
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−
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ナシ |
○
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○
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○
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○
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○
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○
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○:登録あり
△:他害虫で登録あり
注意:スプラサイド及びスミチオンはモモの早い時期は薬害が出る恐れがあるので収穫後に使用してください。
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ぶどう園の杭下の除草剤(3〜5月)
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いよいよ雑草の繁茂する季節となりつつあります。棚下は通常ではバスタ、ラウンドアップ等にロロックス(200〜300g/10a)を加えることで、棚面が新梢で覆われ、地面に光が当たらなくなり、新しい雑草の種子が発芽しにくくなるまでの2ヶ月間抑草効果を持たせました。しかしぶどう園周囲の杭下は雑草が発生しやすいと共に
作業もし難い部分でもあります。いそがしくなる前にこの部分に粒剤処理することで、現在発生している越年生の雑草を枯殺すると同時にスギナ、ヨモギ、タンポポ、ギシギシ等多年生雑草にも有効で、より効果の高い土壌処理剤としてロロックス等よりも高い効果を示します。 |
カソロン粒剤6.7 1m2あたり5g〜10g
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気温の高い時期に使用すると、ガスが発生して薬害を招く恐れがあります。
5月以降は使用しない方がよいでしょう。 又園前面への使用も避けてください。 |
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同様にハウス、温室での使用は厳禁です
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