||||||水稲用長期持続箱処理剤||||||
3月号では、水稲除草剤を使用方法別に分類し紹介しました。その中には、水田に入らずに短時間で処理できる
剤もあります。水稲用の薬剤は現在、できるだけ手間がかからずに簡単に処理ができるように開発されてきていま
す。今月は、所定薬量を育苗箱の上から均一に散布するだけで病害虫を長期にわたって防除する薬剤を紹介します。
以前紹介した剤ですが、再確認の意味で掲載します。
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ウィンアドマイヤー箱粒剤
(田植え時期の早い地域向け) |
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田植え前の箱処理1回で、苗いもち、葉いもち、穂いもちを防除する『ウィン』と、水稲初期害虫のイネミズゾウムシ、イネドロ
オイムシはもとより、ウンカ、ヨコバイ類にも有効な『アドマイヤー』との混合剤です。 |
作
物 名
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対
象 病 害 虫
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使
用 量
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使
用 時 期
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稲
(育苗箱)
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いもち病・イネミズゾウムシ・
イネドロ・ オイムシ・ ツマグロヨコバイ・ウンカ類 |
育苗箱
(30×60×3cm)
1箱当り50g |
移植2日前〜当日 |
◆◆◆ 注意事項
①
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いもち病の発生の多い地域は追加散布を行なってください。 |
② |
イネツトムシ等の鱗翅目(ガ)害虫には効果がないので、問題になる地域では使用しないでください。
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③ |
規定の使用時期以外に使用すると薬害が生じる恐れがあるので、注意してください。
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プリンス粒剤 (田植え時期の遅い地域向け:スイートコーン収穫後の移植等) |
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標高の低い地域に発生の多いイネツトムシ(ホウチュウ)やコブノメイガ等の鱗翅目(ガ)害虫に効果の高い箱処理剤です。 |
作
物 名
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対
象 病 害 虫
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使
用 量
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使
用 時 期
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稲
(育苗箱)
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イネツトムシ・イネドロオイムシ・
イネミズ ゾウムシ・コブノメイガ・ ニカメイチュウ・ イナゴ類・ ウンカ類 |
育苗箱
( 30×60×3cm)
1箱当り50g |
移植3日前〜当日 |
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